黄金を抱いて。

キャスト&主題歌を知ったときに危惧したような“今時オシャレ・クライムサスペンス映画”になること無く、原作に忠実な物寂しさと焦燥感がありました。入ったのはとってもオシャレ映画館☆でしたけど(苦笑)。



原作を読んだのが大昔で、結構端々を忘れてたんですが、台詞やキャラクターの背景も全体的な雰囲気も、原作に忠実だと感じました。
高村作品って、不惑前の私(世間知らず。)からすると、ちょっと前の時代のお話、と言う感じがするんですよね。労働運動とか冷戦の余波とか。
最初に原作に触れた時点での“ちょっと前の時代”感なので、今現在の世界に舞台を移してしまうと、独特の後ろ暗さと言うか、憐れっぽいロマンティシズム、物寂しい要素が無くなるんじゃないかと、勝手に心配してました……妻夫木くんって、もう幸田役の年齢なの(驚)?!と言うのはまぁ、兎も角としても、モモが東方神起のメンバーとか、安室奈美恵が主題歌を担当って、キラキラしい(爆)な!と。
だけど、映画の中でイマドキっぽさを感じたのは、ダイナマイト盗りに行ったときに因縁付けてくるネットオタクキャラの子と、「ウィキリークス」て単語くらいでした。
モモはもっと短髪じゃないのか……??とも思ったけど、此れは一読者の勝手なイメージですしね(苦笑)。
後、「父さん」て台詞と、最後の川のシーンは要らなかったです!
此れも個人的な趣味ですが、あれじゃ説明し過ぎだと思えてならない;ラストは北川さんのモノローグと、海を渡る幻想だけで充分でした。

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