認められずに流れる。

『流浪の月』の映画を観てきました。
1番の観処は、最初から最後まで1ミリもイケメンじゃない横浜流星さんではないでしょうか(※個人の感想です)。
私が原作で好きだったシーンは殆んど削られてたのに後味は良いから、映画も名作ってことなのだろうな。



原作を読んだ時同様、此の関係性を「愛」に括れないことが悔しいです。
恋愛、性愛が最上位とされる、血縁と婚姻が最重視される世の中なんて、現実だけで沢山だ!!と思ってしまう(笑)。其処から外れてしまう人を魅力的に描くなら、其の関係性も或る程度は価値を認められる世界で良くない?!と。
其の為に、少なくとも成長した梨花ちゃんの登場が必要だったんじゃないかなぁ……。
そう言う意味では、救いの無い物語でした。

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